9月に「潮目!?」というテーマで、連続上昇していた東京のビジネス地区平均賃料の伸びが80カ月目で止まったこと
を取り上げましたが、本日の新聞にもその流れをウォッチしていくことが必要だなと思わせる記事が二つありました。
以下要旨です。
一つ目は大手銀行がテレワークを前提とした座席数8割程度のオフィスを設け、本社機能の一部を移転。
二つ目は都心オフィスの空室率が上昇。特に渋谷区は需給均衡点の5%を超えた。
この記事から紐解けるのは、
・コロナ禍でのテレワークを活用した働き方が日本の錚々たる大手企業でも常態化していく点
・それにより都心5区でも多様化した働き方を継続活用することに伴うオフィス拠点(面積)の見直しがある点
でしょうか。
日経平均株価は1年2か月ぶりの8日続伸と勢いがあるようなので景気の潮目なのかは分かりませんが、価値の底堅い
都心5区でもこうした流れを踏まえて活用方法が多様化していく潮目なのかもしれませんね。