2020年4~6月期の実質GDP一次速報前期比年率27.8%減(前期比7.8%減)を聞いた時、これは大変な状況だなと感じたのですが、最近ある経済紙を読んでいると以下の要旨がありました。
・4~6月GDP前期比7.8%減内訳
→その内4.6%減が国内家計消費による
→その内4.0%減が旅行・外食・交通に集中
・2020年7~9月期GDP民間エコノミスト予想平均値
年率13.26%増(前期比3.14%増)
*2020年度トータルでも前期比5.75%減まで減少幅が縮小予想
今回のように短期間に成長率が大きく上下する局面では、年率換算の数値を使うとミスリードになるとのことです。
4~6月は緊急事態宣言下の為、旅行・外食・交通は大きく落ち込み、それを主因とした年率換算では数字のインパクトに惹きつけられてしまい経済実態を正確に把握できませんね。
森(本質や全体)を見ることの大切さを改めて感じました。