インフレとの相関性は!?

 22日に2022年1月1日時点の公示価格の公表がありました。全国平均が前年比0.6%上がり、2年振りに上昇したとのことで、経済がコロナ禍から徐々に持ち直していることを反映したとのことです。

そんな中で公示地点をマップ上で時系列に確認出来る興味深い記事がありました。

あなたの街の地価は? マップで見る上昇と下落:日本経済新聞 (nikkei.com)

コロナ禍・ウクライナ侵攻による資源価格等の高騰を受け、最近はインフレという言葉を耳にする日が多くなりました。また不動産業界ではここ数年来マンションの価格上昇などが話題になっています。

不動産価格がコロナ禍や景気の影響をどの程度受けているのか紐解いてみました。

・弊社所在地:赤坂4丁目(住宅地)

2021年→2022年:2.27%上昇

2012年→2022年:35%上昇(3.5%/年)

2002年→2022年:50.66%上昇(2.533%/年)

・公示価格日本一:銀座4丁目(商業地)

2021年→2022年:-1.11%下落

2012年→2022年:96.29%上昇(9.629%/年)

2002年→2022年:258.1%上昇(12.905%/年)

・弊社サテライトオフィス所在地:松江市(商業地)

2021年→2022年:0%横ばい

2012年→2022年:-10.93%下落(-1.093%/年)

2002年→2022年:-66.37%下落(-3.318%/年)

コロナ禍・アベノミクス前後・また20年という長い期間で見ても東京都心の住宅地は赤坂以外でも年2%程度は安定して上昇していますね。商業地である銀座は昨年からの下落はコロナ禍の影響でしょうが、アベノミクス前後・20年期間で見ると世界的な資本集積があるからこその上昇率ですね。

興味深いのは地方である松江市もアベノミクス前後から下落が緩やかになり、2018年頃から横ばい・微増している地点が増えてきています。価格上昇が地方へ波及し始めたのでしょうか。

不動産価格は2022年1月1日時点までは上昇傾向が見られますね。

アメリカの金利引き上げや2022年2月以降のウクライナ侵攻による資源価格高騰を受け、不動産価格は今後どのように推移していくのでしょうか。

関連記事

PAGE TOP